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北東パスで行こう! 道東編

  ◆ 「青春18と、北海道&東日本パスで行こう!」  北海道 釧路編 ◆     2007年 3月12日(月)



4席独占した急行はまなす車内。


ケータイの振動で目を覚ますと、いつの間にか進行方向が逆向きになっていた。

あぁ、寝てる間に函館駅で進行方向が変わったのね。

はまなす苫小牧 苫小牧駅


まだ暗い午前5時01分に北海道の地を生まれて始めて踏みしめたWestNozomi。 やっぱり、想像通りに寒いです。

苫小牧といえば、甲子園の常連校『駒大苫小牧高校』で有名ですが、結構スポーツに力を入れた街なんですね。

ホッケの街とまこまい

「それは、ひょっとしてギャグなのか?!」


・・・誰だって、思うでしょ? 苫小牧駅なんかスゲー!!


ホームにてHBC北海道放送ラジオ「生島ヒロシおはよう一直線」を聴いていると、乗車予定の列車が来た。

苫小牧発岩見沢行き キハ40車内

室蘭本線の始発列車に乗車。 とりあえず、これで途中の追分駅まで行きます。


追分駅 千歳⇔夕張サボ

追分駅で室蘭本線から石勝線 普通列車に乗換えです。

しかし、北海道じゃ行先サボが未だに使われているんですね。作業員がサボ交換してる姿が珍しかった。

旅情満喫中

北海道・・・もう少し、雪が多いイメージがあったけど想像以上に少ないことにビックリ!!

だけど、その分、本州とは違った景色の雄大さに、ただただ驚く。 なんか、旅情満載ですね~♪


しんゆうばり

列車は乗り換え予定駅であるJR新夕張駅に到着。

しかし、この駅では次発接続列車まで約1時間以上の待ち合わせ時間が生じてしまう・・・そこで・・・。

夕張駅舎

お城? いえいえ、ここは列記としたJR北海道の駅です。

ゆうばり駅

新夕張駅から列車で30分ほどの場所にある、石勝線支線のJR夕張駅まで来てみました。

2007年3月に財政再建団体に移行した、夕張市。

夕張駅ホーム 夕張駅

駅舎や、その周辺も閑散として寂しい感じが、どうしても拭い切れません。

終点夕張

夕張駅前には第3セクターホテルの『マウントレースイ』が、その存在を寂く象徴しています。

ちなみに、列車に乗務していた運転士の方と発車間際まで夕張のことについて説明をして頂きました。


それによると、駅前ホテルは採算面で言えば報道されているより、ずっと健全だということ。 しかしながら、夕張全体で見れば
国鉄時代から旧夕張線の路線短縮などもあり、現在は、稀に観光客が利用するだけで夕張駅までは殆ど空気輸送状態が日常らしい。

お忙しい中、説明していただき、ありがとうございました! JR北海道の運転士さん。

寂しく発車を待つ気動車

財政破綻。 それは、決して夕張だけの話では無いです。

今まさに、全国の自治体は財政状態を見直す必要がありますね。 夕張市には頑張って欲しいです・・・。


さて列車は夕張駅を出発して、再び新夕張駅に戻ります。

新夕張駅ホーム 新夕張駅

再び、JR新夕張駅に到着。 今度は下車します。

新夕張駅から先の石勝線には、約3年前までJR楓駅と呼ばれる1日1往復しか列車運行しない秘境駅がありました。
しかし、利用者が皆無のことから駅は廃止されて現在では楓信号場として時々、利用される程度になっています。

余談だが、この旧JR楓駅には『芙蓉 楓ノート』や『南 楓ノート』が本当に、あったらしい・・・。

新夕張駅舎

新夕張駅は島式2面4線と切り抜き1線を要する、この地域では珍しい高架駅です。

駅前広場には、そこそこ車も止まっていて、その駐車場に古びた駅票が立っています。

紅葉山駅

ちなみに、この新夕張駅。 石勝線全通までは国鉄紅葉山駅と呼ばれていました。

3年前まで営業していた隣の駅は、JR楓駅。 そして、ここは旧紅葉山駅。 つまり・・・

楓駅は廃止されたけど・・・ リアリーロゴ

「よしっ!」(ナニシテヤガル)


・・・いや、これ自体には何の意味もないんですが、紅葉、楓と聞くと『Really? Really!』のイメージがあったので、つい・・・

今度の乗車は、特急スーパーとかち号

JR石勝線は、ここ新夕張駅から先は、開業以来1本も普通列車が設定されていないという空白区間。(旧楓駅直通時期を除く)

青春18きっぷ等を買うと、付属してくるお知らせ用紙にも書いてあるように、特例措置として普通列車があるJR新得駅までは、
普通自由席に限り、18きっぷや、北海道&東日本パスでも特急列車に乗車が可能になっています。

18きっぷ、北海道&東日本パスでも乗れます

早速、『北海道&東日本パス』のみで特急列車に乗車してみます。

キハ283系座席 キハ283系車内

本当に、こんな座席に乗っても良いんですか!? JR北海道特急って飛行機の座席みたい・・・。


新夕張駅を出発するとキハ283系の振り子装置を余すことなくフル活用して石勝線を高速走行!

しかし、いつになっても隣駅である占冠駅に到着しない・・・。 それもそのはず、新夕張駅~占冠駅は2004年3月13日に途中にあった
JR楓駅の廃止に伴い、両駅間の距離は34.3kmとなり、日本で駅間距離が最長の区間になったんですね。


※【参考距離】: JR東海道本線 東京 ~保土ヶ谷(横浜)= 34.7km
              〃     大阪 ~ 兵庫駅 (神戸)= 34.9km


スーパーとかち号は、新得駅までの各駅に停車。(・・・って言っても、占冠駅と、トマム駅の2箇所しか止まらない)

新得駅まで地図上では、たった2駅なのに特急走行で1時間弱くらい所要時間が必要になりました。

新得駅到着 新得駅

新夕張から、実に89.4kmも離れたJR根室本線 新得駅に到着。 特例区間とはいえ、離れすぎです・・・


※【参考距離】: JR東海道本線 東京 ~小田原 = 83.9km
              〃     大阪 ~ 姫路   = 87.9km

初乗り料金が大変だ!

当然のごとく、新得駅から石勝線経由だと初乗り運賃が大変なことになっています!!

あっ、JR根室本線(滝川方面)に乗っても隣駅まで28.1km(530円) ・・・北海道、広すぎです・・・

新得駅舎内

さて、話を元に戻しましてJR新得駅に到着です。 石勝線と根室本線の分岐駅ですね。

また、新得って全国的にリゾート地であり蕎麦の名産地でもあるので駅舎は開放的で綺麗でした。

新得駅電光掲示板 快速狩勝号

ここから、根室本線を進みます。 まず快速狩勝号に乗車して一路、帯広駅を目指します。

キハ150系という気動車なんだけど、座席がフカフカだから乗車後、即睡魔が・・・

怒号の指導中

・・・数分後、何かの怒号で目を覚ました。

ふと見ると運転席で、運転手が指導員みたいな人に凄い勢いで怒られていた。(自動車教習所の教官みたいな感じで)

「ATS確認したのか?」「安全のアの字も分からんのか?」、「ブレーキが強すぎ!」etc...

この車両、ワンマン対応だから座席と運転席の間仕切りがないから全部筒抜けで聞こえるんですよね・・・
安全のためとはいえ、あれだけのプレッシャーを与えてたら、聞いている乗客も嫌な感じになりますorz

帯広駅

結局、狩勝号に乗った指導員の怒号を聞きながらJR帯広駅に到着。

自動改札in帯広 とかち観光物産センター

真新しい高架駅舎で駅周辺も、凄い綺麗なんですよ~? でも、自動改札機導入済みって所が、一番驚かされた。

とりあえず、待ち合わせ時間が1時間もあったので構内にある観光協会で、今後の予定を決めることに・・・十勝牛乳美味しかった♪

普通 釧路行き

さぁ、本日最後の乗換えであり一番の長距離乗車である釧路行き普通列車に乗り込みます!

10ドルとの関係って・・・?

なんか、変な看板がある~?(笑)

だがしかし、ここ数日まともに寝てなかったからか、再び睡魔に襲われてコックリ・・・(ぉ

気が付いたら、丁度JR厚内駅に到着したところ。 そこで、数人の乗客が降りて行ったのだが・・・

誰もいない・・・

うぉっ!? 誰もいなくなった・・・ (JR帯広駅出発時は高校生などで乗車率100%だったのに)

尺別駅停車中 根室本線車窓

列車は乗客WestNozomi 1人だけを乗せて根室本線を走っていく。

途中、特急退避駅で下車してみてもホームが舗装すらされてない場所が多いので、北海道の広さを痛感しましたよ。

※(結局、この後JR釧路駅の1駅手前の新富士駅までの約1時間30分、誰一人として乗客は乗って来なかった)

列車の本数が少ない!! 【 ちなみに、この路線の某駅時刻表 】

いや、幾らなんでも列車本数が少なすぎるだろ?! 上下で1日7本しか停車しないなんて・・・

そういえば、この辺りに家なんて1軒も見当たらないな~?

旅の御供に・・・

ローカル線の旅には、時刻表と、切符、そしてリースは欠かせませんね~?(ぉ

冗談抜きで、「オレって旅してるよ~?」って感じに旅情が沸きます。

釧路駅構内

そんな、アホなことしていると、やがて列車は終点ターミナルに滑り込んだ。

釧路駅 釧路駅舎

北海道釧路市 JR釧路駅に到着です。

ここまでの道程は、長かった・・・。 釧路より先、根室納沙布岬まで行けなくは無かったが今回は断念。

宿泊予定のホテルに向かうため、釧路駅からテクテク歩いていると・・・

北陸銀行釧路支店キター バス停も北陸銀行

北陸銀行 釧路支店キター!!

何故か『北陸』の文字に反応してしまう、北陸人(笑)。 北海道銀行と業務提携している北陸銀行は、北海道でも
相当数の支店があるから便利なんだよね~♪ 勿論、バス停も『北陸銀行前』

分かっているけど、やっぱり不思議な光景ですね。

東横イン釧路十字街店

今回宿泊するのは、昨年まで世間を騒がしていた東横インホテル釧路十字街。

自分はAPA派なんですが、最近は以前よりも評判が良くなり、ここらで利用してみようかな?・・・と。

本日の宿泊場所

学割適用期間外だったので、シングル部屋5,040円と少々割高でしたが、東横インの場合だと、ネット使い放題、コーヒー飲み放題と
様々なサービスがあるので、まぁ良いかな?

さて、重い荷物を部屋に置いて釧路市街へ夜遊びに(ぉ

釧路橋

とりあえず、釧路駅の観光案内所で貰った地図を頼りにテキトーに歩いてみる。

ロータリー発見!

ロータリー道路(標識)なんて、自動車教習所以来で見たよ・・・だって日本には少ないしね~?

釧路橋全景 釧路川

釧路市といえば有名なのは、この釧路川に架かる幣舞橋かな?

雄大です・・・そして、半端なく寒いです。 そういえば、ここ北海道でも端っこのほうだもんな~?

釧路植物園?

そして、幣舞橋からスグの場所には釧路フッシャーマンズワーフがあり生きの良い新鮮魚を扱っています。

でも、そんな施設の中に立派な植物園があるのは・・・謎だ。(でも暖ったかくて良かった♪)

東横夕食カレー

その他にも、繁華街を渡り歩いたりして再び東横インホテルに戻り、夕食無料カレーを頂くことにする。

これが結構、美味しいんですよ♪ もう満足満足。


その後、ロビーでBlog更新したり、北海道新聞を部屋で読んだりして就寝しました。


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